激しい集中豪雨がよくもまあこれだけ続くものかと、全国でたくさんの被害をもたらした今年の梅雨でした。私も昨年11月11日の1時間120mmのゲリラ豪雨が地元を襲った衝撃が強くて、以来大雨・洪水警報が発令されると、被害が起きないようにと祈る気持ちになります。せめて少しでもご近所のお役に立てるようにと、警報時に車で巡回したり、道路脇の取水口にゴミがたまっていないかチェックもいたしました。7月11日は参議院議員選挙の投開票、あれほど国民が期待を持って迎えた政権交代でしたが、結果は与党の惨敗、厳しい国民の審判が下りました。マニフェストに縛られすぎて、現実にそぐわず約束不履行と判断されたこともあったでしょうし、リ−ダ−たる者の言葉の軽さ、不用意発言が「政治とカネ」の問題とあいまって政治不信を助長させたことも大きな原因であったでしょう。結局党を選ぶより人物を選んだ選挙ではなかったかと思います。私は今回菅総理が今まで選挙のタブ−であった消費税論議を一つの争点にしたことは画期的であったと思います。超高齢社会に突入して、近い将来の介護、医療、年金といった社会保障費の財源がどうしても必要、それを消費税に求めなければいけない、そのために社会保障費に特化した消費税値上げということをもっと最後まで押し通せなかったのかと一政治家として残念でなりません。さあこれから衆参のねじれ国会、一国民としてはあまり与野党を問わず醜態を見せてほしくない、空転国会で税金の無駄使いをすることはやめてほしい、それこそ挙国一致で切羽詰った社会保障、財政再建、沖縄の基地問題等外交・安全保障、そして憲法改正や教育の問題を真剣に議論していただきたいと思います。また、今年12月には県知事選もあります。国の政党対立の構図を県政、地方に持ってきてほしくない、和歌山県民の立場で和歌山県勢を浮揚させるべく建設的な議論を展開していただきたいと願うばかりです。
|