近況報告

長政研レポ−ト vol.29 青嵐号

夏に向かって、季節が着実に動いている感がある今日この頃ですが、皆様お元気でお過ごしですか。国内では道路特定財源とガソリン値上げ問題、後期高齢者医療制度の実施、ビ−ルの値上げ、それに硫化水素自殺等々、国民生活に直結した問題が起こっていると思えば、国外では去る5月2日夜から3日にかけて、ミャンマ−の大型サイクロン被害、それに5月12日にはマグニチュ−ド8.0の四川大地震が発生しました。いずれも死者が半端な数ではなく、自然災害の猛威、恐ろしさを改めて実感させられました。
 平成7年の阪神・淡路大震災がマグニチュ−ド7.3ですから、そのすさまじさは想像を絶するものです。ここへきて四川大地震に対する日本からの救援隊派遣や義援金で中国における日本の好感度がグッとアップしたようです。暴動が起こるくらい敵対視されていた中国人から、「感謝」「謝謝(シェ−シェ−)」の言葉が出てくるのは日本人としてうれしいものでありまして、「日本人は礼儀正しい、規律正しい、日本人の人格を学ぶべき」といわれていることは注目に値するものだといえます。日本人として、恩着せがましくない、さりげない善行は必ずや後々日本の将来に良い影響を及ぼすに相違ありません。今年秋には地元高松地区においても自主防災訓練の実施が予定されておりますが、常に地域とのつながりと防災、減災を心がけたいものです。  後期高齢者医療制度についても、とにかく説明不足、制度が複雑でわかりにくいところに大きな問題があると思います。税のあり方を含めた財源の問題からじっくりと議論を重ねた上での実施でないと、年齢に関わらず納得しがたいものがあるのではないでしょうか。

<平成20年5月15日(木)「和歌山の将来を語る」in和歌山>
 和歌山県の長期総合計画PRイベントに出席しました。示唆に富んだいい話が聞けました。 (伊藤元重氏)下から見るのと上から見るのとは違う。経済を見る目には3つの目がある。1つは鳥の目(マクロの目)で日本を知るには世界を見ないといけない。2つ目は虫の目で1つ1つの身近なものを深く見ることだ。3つ目は魚の目で、潮の流れを読む、すなわち世の中の変化を感じ取ることだ。和歌山だけでは生きていけない。いかに外を利用するか、もっと外へ目を向ける(グロ−バル化)ことだ。和歌山の発信力(マ−ケティング)が必要で、和歌山の地域の良さをみんなが認識する、いかに和歌山のいいものを受け入れてもらうかだ。自分自身がいいと思わないといけない。長期総合計画は、和歌山のマ−ケティングであり、県はお手伝いするだけ、実現するのは県民1人1人だ。日本では昔は産業が地域を育てた。今は地域が産業を育むのだ。 〈パネルディスカッション〉 (JA紀の里代表石橋芳春氏)農業は所得が低い。昨秋から世界的な食糧難に突入した。日本の食料自給率は39%しかない。この39%の重みをじっくり考えるべきで、今こそ行動に移すべきだ。耕作地を減らさず、農地を確保、そして担い手を減らさない、増やすことだ。 (社会福祉法人一麦会理事伊藤静美氏)困っている人、社会からはみ出ている人をいかにしたら社会が包み込めるか、住民と一緒に作り上げてきた。これからの福祉は人材育成、地域をどう耕していくか、地域といかに協働するかだ。障害者が障害者を支え、自分が納税者になっていく仕組みさえ作れば自分の力で生きていけるのだ。 (和歌山県経営者協会会長中野幸生氏)地域発展のためには産業が発展しないといけない。マ−ケットは今までは壷型だったが、今は瓢箪型になっている。利益が上がっているのは、日本の技術を持って外国に向かって活躍しているところか外国からいいものを入れているところだ。いろんな技術開発に対する補助制度を大いに活用すべきだ。研究開発型企業が望ましい。人づくりが大切で、お互いに刺激しあう場づくりが必要だ。 (和歌山県知事仁坂吉伸氏)実現しない夢を語るのは誠実ではない。がんばれば実現できるものを作るということで今回の長計をこしらえた。毎年新政策をやっていくが、一番の拠り所は長計だ。県民も毎年チェックすべきだ。究極の目的は「県民を乗せること」だ。みんなで「やるか!」という気持ちになることが大事だ。和歌山県は知的レベルが高く、みんなの力を結集して強い力にしたい。  県庁のミッション(使命)は以前は権限、今は任務だ。企業立地は大いにがんばっている。既存の企業のイノベ−ション(革新)に県庁が乗ってサポ−トしたい。 (中野氏)世界でも発展しているところは、産学官研がスクラムを組んでよくやってる。出る杭をどんどん伸ばしてほしい。そうなると企業は攻めるものだ。 (仁坂氏)「出る杭を伸ばす」のは県庁だけではない。県民もそうでないといけない。 (石橋氏)世界的な食糧危機は目前に迫っている。県民も行政も責任がある。 (仁坂氏)先を読むのも経済だ。それを政治ととらえると間違うことがある。農業において大事なのは「所得」だ。まず「販売」、平成20年度の施策で生産へのてこ入れを行う。 (伊藤元重氏)水はガソリンより高く、和歌山では大事な資源だ。本日のパネリストはみんな「人を育てる」ことを指摘した。 (仁坂氏)今回の長計も最初に「人を育てる」教育を位置付けた。

<5月25日(日)(財)日本テニス協会常務理事強化本部長小浦武志氏を迎えて>
私がテニスを始めた頃のトッププレ−ヤ−だった小浦氏が和歌山県のテニス強化に向け来和され、以下強烈なハッパをかけていただきました。  静岡、佐賀等で強化を行った経験がある。硬式テニスとソフトテニスとの比較だが、あのソフトテニスボ−ルは1個450円もする。ラケットだって高い。きちんとしたマ−ケティングがある。かたや硬式テニスはボ−ルも、ラケットも大幅な値引きがある。ソフトテニスは市町まで組織化されている。「硬式テニスよ目を覚ませ!」だ。2015年の和歌山国体は県の硬式テニス界にとって千載一遇のチャンスだ。佐賀県は人口87万人、横には政令都市福岡180万都市が30分から40分で行ける所にある。あの柳川高校がある。そこと競争して兵庫国体で龍谷高校を優勝させた。80万人の福井県では仁愛高校がトップクラス、北海道旭川は全日本ジュニアのベスト4が出てきたし、あの錦織は70万人の島根県から出てきた。沖縄県は離島で分散した、最も県民所得が低い県だが、テニス人口が一番多く、みんながテニスを愛している。和歌山県も一つになるための材料を見つけるべきで、そもそも自分の育ったところを大事にする意識が必要だ。強化練習には高体連、中体連も一緒になって、魂を子どもたちに伝えよう。普及、育成、強化を三位一体でやらないとだめだ。「普及」は誰でもできるが大きなエネルギ−が必要だ。「育成」はそこから発掘された5%くらいで、「見て、見つめて、見きわめて」徹底した教育をすることだ。「普及」「育成」では有機質に「心を伝える」ことだ。「強化」では教えられる人も選手も一握りだ。「見て、見つめて、見切ってしまう」非情さが必要だ。子どもにはきつくやる。2泊3日くらいではだめだ。ある時男8人女8人で合宿を行った。夕食を食べ残した者が特に男に多かったが、食後子どもたちが外で買い物をしてきた、その袋の中をあらためたが、スナック菓子を買ってきた者をすべて家へ帰した。次の日親が子どもを連れてやってきたので、こんこんと説教した。今その子たちがトップ選手になっている。今「ワンコイン制度」に協力してもらっている。ナショナルトレ−ニングセンタ−のための資金にさせていただくが、テニスを愛する(人間力)、ふるさとに感謝して日の丸に誇りを持つ(エネルギ−)、そんな子どもを育てたい。過去の歴史とスピリットをいかに子どもたちに教育するかでこれからが決まる。県テニス協会の人間も覚悟を決めよ!・・・と力強い言葉をいただいた次第です。

<編集を終って>
 県ソフトテニス連盟と県テニス協会が共闘して、「和歌山市周辺にテニスコ−ト新設」と「紀三井寺テニスコ−トへ夜間照明設置」を求める要望を県市に行い、大勢のテニス愛好者に呼びかけて署名活動も行った結果、皆様の熱意で和歌山市つつじヶ丘へ20面のコ−ト新設が実現の運びとなりました。7年後の国体のためだけでなく、真に世界に通用する選手を育成するため、また将来にわたり和歌山市内にあるテニス村として観光、スポ−ツ振興に寄与できるよう、専門家の意見を採用したコ−ト設計をお願いしようと思っています。テニスに限らずスポ−ツ王国和歌山県を皆で創りましょう。(長)


@4月13日(日)根来寺サイクリングにて出発前の挨拶と砂の丸公園を元気に飛び出す皆さん A4月13日(日)根来寺サイクリングにて出発前の挨拶と砂の丸公園を元気に飛び出す皆さん B平成20年2月15日(金)長坂政策研究会早春懇親会にて C今年も大勢の皆様が駆けつけてくださいました。感謝! D生バンドあり、ダンスありで盛り上がる E最後は女性に囲まれておのずと「がんばろう」! F栢本先生と「別れの夜明け」をデュエット

G1月20日和歌山県少林寺拳法連盟「新春の集い」にて H1月27日新春初吟大会にて、前関心流日本興道吟詩会和歌山県本部会長坪井浤洲先生が本年3月にご逝去。お世話になりました、謹んでご冥福をお祈りします I1月27日新春初吟大会にて、前関心流日本興道吟詩会和歌山県本部会長坪井浤洲先生が本年3月にご逝去。お世話になりました、謹んでご冥福をお祈りします J4月26日マリ−ナシティで夜の和歌浦湾の絶景をバックにバ−ベキュ− K友人艇で皆とつかの間の贅沢気分を味わうエプロン男 L2月29日和歌山港に並ぶ輸入木材とガントリ−クレ−ン M

                                                                                                                                                                                                                                                                                     
N4月23日船から南海紀ノ川鉄橋をチェック、レトロな橋とはいえ、こんなにデコボコで大丈夫? O4月23日船から南海紀ノ川鉄橋をチェック、レトロな橋とはいえ、こんなにデコボコで大丈夫? P3月13日西浜中学校PTA代表委員お別れ懇親会にて、グラス片手にご機嫌! Q10年以上要望し続けた紀伊風土記の丘公園前の道路も美しく舗装されました R2月県事業による和歌川河川公園街路樹の枝切りで、電線にかからなくなり、見通しがよくなって安全になりました S今年3月ようやく松ヶ丘一丁目の市道、側溝も整備され道幅が広くなりました 21.
22.3月県道新和歌浦梅原線向地内の歩道のど真ん中にあった邪魔で不要なポ−ルを撤去していただく 23.3月県道新和歌浦梅原線向地内の歩道のど真ん中にあった邪魔で不要なポ−ルを撤去していただく 24. 3月31日山東方面へ抜ける県道岩出海南線と県道井ノ口秋月線の交差点付近(井ノ口地内)の道路を拡幅して車が対向できるようにした上で、ようやく点滅から普通信号設置実現! 25. 3月31日山東方面へ抜ける県道岩出海南線と県道井ノ口秋月線の交差点付近(井ノ口地内)の道路を拡幅して車が対向できるようにした上で、ようやく点滅から普通信号設置実現! 26. 3月31日山東方面へ抜ける県道岩出海南線と県道井ノ口秋月線の交差点付近(井ノ口地内)の道路を拡幅して車が対向できるようにした上で、ようやく点滅から普通信号設置実現! 27. 3月県道岩出海南線(井ノ口地内)落下防止柵完成 28. 今春和佐小学校、幼稚園玄関前カ−ブミラ−を再設置いただく
29. 20年度早々七瀬川土手(北野地内)の雑木をきれいに刈り取っていただく 30. 2月24日子どもたちとトンガの鼻自然クラブのナカヤマの浜広場での桜植樹に参加させていただく 31. その後和歌浦ウオ−キング、高津子山で珍しい吹雪に見舞われる 32. 長年要望してきた和歌浦漁港のあの公衆便所リニュ−アルが実現して感激! 33. 3月27日有明会の皆さんと特養慰問、シルバ−とは思えない南條竜二先生、みち先生の見ごたえある殺陣! 34. 3月27日有明会の皆さんと特養慰問、シルバ−とは思えない南條竜二先生、みち先生の見ごたえある殺陣! 35. 3月29日保育園の卒園式にて、はつらつとした卒園児の姿と保護者の涙に感動!
36. 4月1日〜2日すさみシ−パレス前で和煌会10周年グラウンドゴルフ交流大会にて、夜の2次会で談笑、朝も皆さんの元気に脱帽! 37. 4月1日〜2日すさみシ−パレス前で和煌会10周年グラウンドゴルフ交流大会にて、夜の2次会で談笑、朝も皆さんの元気に脱帽! 38. 4月29日高野山奥の院で昭和殉難者追悼法要、桜吹雪舞う中、心新たに殉難者と国を想う 39. 和歌山市グラウンドゴルフ協会、和煌会上村会長と