近況報告

長政研レポート vol.37号 酸葉号付録

3月11日午後2時46分ごろ東北地方でマグニチュード8.8、震度7の大地震が発生しました。津波10m以上、 日本の沿岸すべてに津波が襲来、死者千数百人以上の国内空前の規模であります。被災をされた皆様には、慎んでお見舞い申し上げます。 和歌浦の漁業関係者の友人に夕方携帯で電話したところ、「まだ沖におるんや」と言って、周囲も無線のやり取りで大変な状況でした。 小学校、支所・連絡所には各地でたくさんの方が避難されていました。海南市でプレジャーボート11隻が転覆等人的被害はないようでしたが、 いけす破損等被害が続出するといった本県にも大きな津波が押し寄せました。うちの次男も3月12日の大学受験のために首都圏の方へ向けて出発はしましたが、 結局新大阪駅で夜10時まで足止め、その日夜中に家に帰ってきました。被災地には不明者も多数いらっしゃるようで、安否が気遣われます。 和歌山県も今回の大地震を教訓に更なる防災のための外的な準備、そして危機意識と身近な備えをチェック、再確認しなければなりません。 県議会防災環境等対策特別委員会委員長として重責を果たしていきたいと思います。

長政研レポート vol.37号 酸葉号

日差しは春めいてまいりましたが、陽がかげるとまだまだ寒い今日この頃ですが、皆様お元気ですか。本当にこの冬は寒さが厳しかったですね。ワイシャツの袖をまくり上げて闊歩するのが私のトレードマークですが、この冬ばかりはそうもいきませんでした。でもお蔭様でうちの家族も大した風邪も引かないでみんな元気であることが何よりも救いです。さてどうも国政が落ち着きません。ねじれ国会、1つの大きな原因は小沢氏の強制起訴問題でしょう。早く新年度国家予算、予算関連法案を仕上げてほしいものであります。やはり政治には用意周到な根回しは必要でしょうし、自分の政党のことよりも国民のために政治を行ってほしいものであります。思いつきで発言したり、エエカッコ言っておいて不実行なのは、国民の政治に対する信頼を失墜させるばかりです。その間隙を縫って地方政党や首長連合の動きも活発ですが、私は地方政党であっても地方政治を党派で左右することには賛成しかねます。県政の諸問題には当局に対して党是よりあくまで是々非々で対処していくのが地方議会人の務めだと思います。国政がねじれている間に、痛ましいニュージーランド地震の発生、中東の政治不安と内戦状態、そして石油高、中国は相変わらず日本の領域に揺さぶりをかけ、ロシアは北方領土にプレッシャーをかけてくるという、日本の内政混乱を見透かした周辺諸国の動きは油断がなりません。国内においても日本伝統の国技大相撲が八百長問題で大揺れ、ただプロ野球のキャンプやオープン戦で新人がけれんみなく活躍している姿を見せてくれているのがせめてもの清涼剤であります。統一地方選挙真近でありますが、国政の混乱に左右されない、県民の、そして市民の目線で、人口減少に歯止めをかけて、明るくにぎやかな郷土和歌山県の発展のために、地域に根ざして、地域の諸問題に全力で取り組んでまいりたいと思います。

<平成22年12月4日 長坂政策研究会政経懇談会>
 今回は講師として、幻の知事候補であり、私の同級生で、全国各地で企業のM&A(企業合併・買収)の実績を重ねている、株式会社コアシグナルの浅井正士氏をお招きしました。「県の長期総合計画について、確かに良いことが書かれていてこれが実現できれば申し分ないが、自分としては具体性が乏しいと思う。もっとアクションプランが必要だ。」といった趣旨のことを熱く語っておられました。以下、長坂たかしの県政報告です。  現政権はひとつの党としての統一政策が打ちにくいからか、常に場当たり的状況になっている気がする。やはり党としての、「国家」観、「教育」観、「外交」観、「安全保障」観といったものを一刻も早く打ち出さないと、国民としても信頼できないし、ついて行けない、政権自体持たないのではないかと思う。「政治」や「外交」というのは背後に「力」という裏付けがなければならないと思う。「恐れられる」くらいのリーダーシップを期待したい。意外と大差の付いた知事選であった。和歌山県の品格と良識が問われた、本県の生き残りと存在感を賭けた大事な戦いであったと思う。関西広域連合においても他府県のうるさ型知事と対等に堂々と議論できる方がわれわれのボスでないと和歌山県は埋没してしまう。この連合で本県の長所や存在感を思い切りアピールしていただきたい。県政について私の取組みと合わせてお話させていただく。今年は2000年ごろの就職氷河期以下の大卒高卒の内定状況だ。私は和歌山県の手っ取り早い雇用、産業振興策として、全国有数の梅・柿・みかんといった果樹農産物資源を生食だけでなく、その果実の持つ機能性に着目して他道県のように加工して付加価値を持った食品を世に送り出すことだと思って、県工業技術センターに食品開発室、今では食品産業部として8名のスタッフがいるまでに拡大できたし、県の中でも農林水産部と商工観光労働部横断型のヘッドクオーター制で農商工連携体制、人事の交流もしていただけるようになった。食品加工に絡めて科学技術振興のために、新技術創出推進条例も作っていただいた。商店街の活性化としては、黒壁の街長浜市も最近観光客数がジリ貧だということで民家を宿泊施設にして滞在型観光を考えている。和歌山県も若者の意見をどんどん取り入れて、かつて栄えた商店街に、この地に生まれて育った誇りと愛着を持って、和歌山へ来てくれた観光客にも楽しんでもらえるような仕掛けを県が市町村事業を支援する形で取り組んでいくべきだ。県立医大付属病院を中心に全国的にも著名な医師が出ている。県外から国外から来られた患者さんに退院後は中長期的に療養がてら本県の温泉や景勝地・食事をゆっくり楽しんでいただく医療観光、これもシンガポールやタイといった他のアジアの国々でも取組んでいる。乗り遅れないように和歌山県が引っ張っていくべきだ。防災では、最初に家具・テレビ、そして医療手術機器等の転倒・落下、ガラス飛散防止を訴えて県の防災条例の中にも組み込んでいただいた。CO2削減、健康増進、障害者にも楽しんでいただくバリアフリーの推進のために、サイクリングの振興にも取組んだ。今年はわかやま自転車祭りを2回に分けて行って、2人乗りタンデム自転車で紀ノ川河川敷や河西公園で自転車で受ける爽やかな風を障がい者の方々、ご家族と共有させてもらった。その甲斐あって県下の一部公道で2人乗り自転車を走らせてもよいという条例改正も12月議会でしていただく予定だ。紀ノ川河川敷を利用して和歌山市から高野の世界遺産へのサイクリング道路を国県市で整備することにも着手いただいた。またゲリラ豪雨等天災時にもできるだけ対処できるよう、安全安心のまちづくりの一環で地域を流れる川の洪水浸水対策にも、国土交通省だけでなく農林水産省にも呼びかけていただいて調査費をつけていただこうとしている。国際競争力の低下している日本だが、その原因は教育力の低下にあると思う。子どもが競争心や辛抱強さを持って、将来に志や夢の持てる教育が必要だ。

<平成23年2月12日 第29回和歌山バイオサイエンスフォーラム>
今回も「食品開発最前線」をテーマに、JA紀南芳養工場長兼研究開発室長の林行則氏に「JA紀南の安全安心への取組みと食品加工」について、そして(有)サポート・エムツウ代表取締役伊勢田博志氏に「『食』資源を活用した地域の物語づくり」について講演いただきました。 (伊勢田博志氏)いろんな地域に関わるとき、1つのキーとして「地域ブランドを作る」ことが大切だ。3つの要素があって、1つ目は特産品ブランドだ。農商工連携による特産品開発、それに農業の6次産業化がポイントで、「少し高いけど買ってみたい」と思わせるものだ。2つ目は、観光ブランド/着地型観光だ。現地に集合して、その地域がプロデュースした体験・交流・学習などが目的となった観光のことで、地域のNPOやコンソーシアム、観光協会など住民が参加しているのが特徴で、そこに住んでいるボランティアガイドが主役であることが多い。「行ってみたい町づくり」に取組むことだ。3つ目は、暮らしブランド/コミュニティ・ビジネスだ。地域(コミュニティ)等におけるニーズや課題に対応するための事業がコミュニティ・ビジネスだ。主に地域における人材、ノウハウ、施設、資金等を活用することで、対象となるコミュニティを活性化し、雇用を創出したり人の生きがい(居場所)などを作り出すことが主な目的や役割になる場合が多い。「暮らし続けたい町、暮らしてみたい町」づくりだ。ここに地域の「食」資源を工夫して活用することで地域の物語づくりが始まるのだ。

<平成23年1月18日 UIZ第8回労使会議>
「政治情勢―通常国会の行方」 毎日新聞論説副委員長 与良正男氏  日本の政治に政権交代のシステムがないことは問題だと常々思っていた。たかだか2年足らずの話で、政権交代が無駄だったとは思わない。国民のため民主党をまだ見限ってはいけない。内閣改造については世間が言うほど悪くないと思う。菅総理は何をやりたいか分からなかったが、与謝野氏の起用で何をやりたいかが明確になった。消費税の引き上げ、すなわち年金、医療、介護等社会保障が持たないから、社会保障と税の一体改革だ。TPPの参加も打ち出したが、この2つは評価してもいいのではないか。しかし私はマスコミの中では少数派だ。世界各国で財政赤字を抱えた国が狙い撃ちだ。日本は飛びぬけて赤字が多い。消費税については与謝野氏は10年一貫している人だ。昨年の参議院選の時、菅総理の消費税引き上げ発言、これで負けたのは事実だ。菅さんは言ったらどう人々が考えるかという配慮が欠けている。マスコミがいまや最大の抵抗勢力かもしれない。今年は世代間格差、対立が表われてくる年になるのではないか。 日本では高齢者中心に社会はできている。50代はともかく40代は年金がもらえないかもしれない、保障できない。今のシステムであるのは若い世代が投票に行かないからだ。手遅れになる前に変えなければならない。民主党マニフェストは大風呂敷だったことは確かだが、変えればいい。素案づくりは与謝野氏にしてもらうつもりだ。やる前からマスコミ、国民は大批判、ケチをつけている。与謝野氏は「私は逃げ切れるが、先の世代は必ず行き詰る」といっている。メディアも55年体制的なところがある。足を引っ張るだけでなく、日本のことを考えないと行けない。国会の喫緊の課題は予算案、予算関連法案が成立するかどうかだ。「3月危機説」、まさにそうで、半々の確率では。自民党は当面対立路線、公明党がキーになる。公明党は予算案に反対しても関連法案をどうするか。賛成とも反対とも言っていない、世論を見ている。自民党は民主党の批判の受け皿になっていない。みんなの党も増えていない。増えているのは「支持政党なし」。2大政党時代といわれても、2党合わせても無党派に勝てない。選挙疲れしている。「対決か協調か」の質問に、「協調した方がいい」が多い。動かない、何も決まらない国会に大きな不満があるのは肌で感じる。弱い者同士の我慢比べであって、決めるのは世論だ。世代間ギャップをどうするかということのほうが大事なのに、本当にこんな国会でいいのかと国民は声を張り上げるべきだ。こんな動かないことをやっているのは日本だけだということになるぞ。

<編集を終って>
今回は県議会議員4期目の任期最後の県政報告となりました。取り急ぎ作成して、県議会活動報告が大半となりました。是が非でも「なせばなる!」の精神で5期目の挑戦をクリアして、また様々な分野で様々な取組みをしながら、県政に役立てていきたいと思います。引き続き皆様のご指導・ご支援よろしくお願い申し上げます。(長)

<長政研レポート vol.37号 酸葉号付録>
3月11日午後2時46分ごろ東北地方でマグニチュード8.8、震度7の大地震が発生しました。津波10m以上、日本の沿岸すべてに津波が襲来、死者千数百人以上の国内空前の規模であります。被災をされた皆様には、慎んでお見舞い申し上げます。和歌浦の漁業関係者の友人に夕方携帯で電話したところ、「まだ沖におるんや」と言って、周囲も無線のやり取りで大変な状況でした。小学校、支所・連絡所には各地でたくさんの方が避難されていました。海南市でプレジャーボート11隻が転覆等人的被害はないようでしたが、いけす破損等被害が続出するといった本県にも大きな津波が押し寄せました。うちの次男も3月12日の大学受験のために首都圏の方へ向けて出発はしましたが、結局新大阪駅で夜10時まで足止め、その日夜中に家に帰ってきました。被災地には不明者も多数いらっしゃるようで、安否が気遣われます。和歌山県も今回の大地震を教訓に更なる防災のための外的な準備、そして危機意識と身近な備えをチェック、再確認しなければなりません。県議会防災環境等対策特別委員会委員長として重責を果たしていきたいと思います。

@ 1月28日 長坂たかし後援会高松支部新年会、気合の「がんばろう!」 A 講師の株式会社コアシグナルの浅井正士氏 B ごきげんに県政報告を語る長坂たかし 12月14日 雨の中、国家公安委員山本剛嗣氏が高松地区子ども見守り隊活動を視察 C 交通事故多発地点で山本委員に説明する長坂たかし D 高松小学校にて懇談/FONT> E 1月4日 西口文也投手を励ます新春の集いにて F 1月23日 東尾修氏野球殿堂入り祝賀会にて

G 1月末 待望の塩屋ポンプ場水門がほぼ完成! H 10月24日 歌の発表会で「たかしの舞台」を熱唱! I 1月22日 トップコーチ招へい事業で女子ソフトボールのメダリストらがジュニア選手を熱血指導 J 2月5日 上野由岐子投手らルネサスエレクトロニクス高崎チームと和歌山選抜チームが親睦試合、金メダリストの投球に感動! K 12月 インターハイテニス女子単優勝の布目選手と千葉国体テニス成年男子ペア年連続4位入賞の猿渡・長尾両選手の慰労会にて L 12月13日 ニッケ全日本テニス選手権女子ダブルス優勝浜村夏美選手の知事表敬訪問、知事に熱く語る長坂たかし M 講師の有限会社サポート・エムツウ伊勢田博志氏

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                           
N 講師のJA紀南芳養工場、工場長兼研究開発室長林行則氏 O 1月14日 和歌山市交通指導員連絡協議会新年会にて、われらの山本勲会長の旭日双光章と交通安全功労者大臣表彰を報告、おめでとうございます! P 女性の皆様の前でうれしく語る長坂たかし Q 身近で切実な質問を頂戴しました R 2月11日 がんサポート講演会とタウンミーティングにて 2月20日 岩橋ユリ子さんの親友の皆様と親しく懇親会 21. 2月6日 吹浤会初吟大会で実行委員長をさせていただく
22. 県議5期目挑戦の意欲を語る長坂たかし 23. 若い!?皆様方とガンバロー三唱! 24. 1月16日 同級生誕生会でごきげんの誕生日対象者 25. 26. 27. 28.
29.  30.  31.  32.  33.  34.  35. 
36.  37.  38.  39.  40. 41. 42.
43. 44. 45. 46. 47. 48. 49
50. 51. 52. 53. 54. 55. 56.