まつりというのは元々神をまつることからきているといわれます。私もまつり好きで、個人的には毎年7月に氏子総代として氏神様の宇須井原神社の夏祭りや今年で4回目の紀州鉄砲まつりに実行委員として直接携わっています。築港の花火の港まつりには交通指導員として、吉宗まつりにはぶんだら踊りで毎年参加しています。
今年初めて、近所でお世話になっている方々と9月15日(日)岸和田のだんじり祭を見に行ってきました。300年の歴史を持ち、今年は計33台のだんじりが出たということです。重さ約4トンのだんじりを数百人の引き手が速度を上げて方向転換させる「やりまわし」は想像以上の迫力と臨場感でありました。身動きが取れないほどの混雑で、人口20万人の岸和田市で2日間でなんと61万人の見物客が出たということですが、各団の整理係と警察官だけが手際よく見物客を整理しており、和歌山県内のように交通指導員も総動員体制で見物客と整理側とが角突き合わせるような殺伐とした状況もなく、これが伝統のなせる技かと感心しました。地元の盛り上がりと力強い協力体制、それに地域住民の誇り、迫力と躍動感、死傷者が出ても中止されることのない伝統の重み等、お酒を飲んでご機嫌さんでもありましたが学ぶべきことの多かった一日でした。